九州大学医学部医学科に合格した俺にも、普通に終わりかけた春があった件
~“そのうち本気出す”は、受験世界では最弱の呪文でした~
今、僕は九州大学医学部医学科に通っている。
……と、ここだけ切り取ると、なんだかこう、
「もともと勉強できたんでしょ?」
「高校入学した瞬間から覚悟決まってたんでしょ?」
「春休みとか、計画表作って朝5時に起きて、白湯飲みながら英単語やってたんでしょ?」
みたいに思われることがある。
断じて違う。
むしろ当時の俺は、
春休みをダラダラ過ごし、
「まだ新学年始まってないし」と言い、
「受験とかガチるのは夏からでよくね?」とほざき、
スマホを見ながら一日を溶かし、
たまに単語帳を開いては3分で眠りにつくという、
“意識低い界のエリート”
みたいな存在だった。
今だから言える。
あの頃の俺は、受験生ではなかった。
春休みを満喫している一般人Aである。
しかもタチが悪いことに、本人はそれをそこまで悪いと思っていない。
「まあでも、そのうちやるし」
「まだ4月だし」
「高校受験終わったばっかだし」
「休むのも大事だし」
などと、もっともらしい言葉を並べていた。
今思えば全部わかる。
あれは全部、
“何もしていない自分を肯定するための高度な言い訳”
である。
しかも高度に見えて、実際は全然高度ではない。
全国の受験生が毎年使うテンプレ呪文である。
そんな俺が、ある日気づいてしまった
高校に入学した。
制服。
新しい教室。
新しい人間関係。
そして始まる高校生活。
青春。
部活。
放課後。
キラキラした毎日。
……のはずだった。
だが、現実は違った。
目の前に現れたのは、キラキラではなく、
- LEAP
- 数学の問題集
- 古文単語
- 化学の小テスト
- 謎に多い課題
- そして中間テスト
だった。
「おかしい」
俺は思った。
「高校生活って、もっとこう……制服のすそが風になびいたり、窓際の席で春を感じたりするんじゃないのか?」
だが現実は、
単語、宿題、確認テスト、模試、テスト、復習、また宿題
である。
青春どこいった。
いや、青春はたぶんあったのだろう。
ただその横で、
学力という名のステータスゲー
も普通に始まっていたのである。
そしてこのゲーム、恐ろしいことに、
ログインボーナスもなければ、
課金で最強装備も買えない。
あるのはただ一つ。
積んだやつが強い。
嫌すぎる仕様である。
当時の俺のステータス、普通に終わっていた
ここで、高1春ごろの俺のステータスを振り返ってみよう。
【当時のステータス】
英語:Lv.7
→ 単語帳は持っている。だが持っているだけ。
数学:Lv.9
→ 解説を読むと「わかった気がする」という特殊能力持ち。
国語:Lv.5
→ 「日本語だからいけるやろ」という最も危険な慢心。
化学:Lv.3
→ まだ何も始まっていない。だがなぜか焦ってもいない。
継続力:C
→ 三日坊主どころか、一日坊主すらある。
危機感:B+
→ たまに不安になるが、すぐスマホで上書きされる。
生活習慣:D
→ 夜ふかし、朝だるい、昼眠い、夜また元気。
メンタル:F
→ ちょっとできないと「俺向いてないかも」が出る。
冷静に見ると、
九州大学医学部医学科どころか、
“まず目の前の英単語テストを生きて帰れるのか”
みたいな状態である。
今の自分が見たら思う。
「いやお前、そのステータスでよくのんきにしてたな」
本当にそう。
しかし怖いのは、当時の本人にはそれがあまり見えていないことだ。
これが受験世界の恐ろしさである。
HPが減っているのに、本人は
「いや、まだ大丈夫っしょ」
と言って前に進む。
そして気づいた時には、
英語の森で遭難し、数学の塔から落ち、国語の沼で静かに沈む。
理系あるあるフルコースである。
特にやばかった失敗、それは「そのうち本気出す病」
当時の俺の最大の失敗は何か。
英語をサボったことか?
数学を“わかった気”で進めたことか?
国語を後回しにしたことか?
いや、もっと根本的なやつだ。
それは――
「そのうち本気出す」
である。
この言葉、便利すぎる。
今やらなくてもいい理由になる。
今日サボっても未来の自分がなんとかしてくれる気がする。
なんなら、未来の自分は今の自分よりめちゃくちゃ優秀だと思っている。
だが、現実は違う。
未来の自分は、だいたい今の自分の延長である。
サボるやつは、明日もそれなりにサボる。
先延ばしするやつは、来週もそれなりに先延ばしする。
当時の俺はこれを知らなかった。
いや、薄々気づいていたかもしれない。
でも認めたくなかったのだ。
なぜなら認めた瞬間、
「今やれ」
という話になるからである。
それは大変困る。
人は真実より、快適さを選びたくなる生き物なのだ。
そこに現れたのが、福岡校という“ガチ育成施設”
そんな俺が転機を迎えたのが、Studyroom Polestar福岡校だった。
最初に入った時の印象を、今でも覚えている。
「……空気が違う」
静か。
でも重苦しいわけではない。
ただ、
“ここでは勉強するのが当たり前です”
という空気がある。
これ、実はかなり強い。
当時の俺は、家では簡単にサボれた。
スマホもある。
ベッドもある。
冷蔵庫もある。
漫画もある。
テレビもある。
誘惑のオールスターゲームである。
しかも家の俺は審判も兼任しているので、
何をしても判定が甘い。
「今日はちょっと疲れてるからセーフ」
「明日からやるなら今日はセーフ」
「英単語帳開いたから実質勉強したのと同じでセーフ」
セーフ判定の乱発である。
しかし福岡校ではそうはいかない。
やるべきことが整理される。
優先順位が決まる。
何をどこまでやるかが明確になる。
つまり、
“ふわっと頑張る”が封じられる。
これは当時の俺にとって、かなり効いた。
俺はそれまで、
勉強している“つもり”になるのがうまかった。
だが福岡校に来ると、それが通用しない。
単語なら覚える。
数学なら解けるようにする。
国語なら放置しない。
課題は優先順位をつける。
全部、めちゃくちゃ当たり前のことなのだが、
受験においてはこの“当たり前”が一番強い。
そして当時の俺は、この“当たり前”が一番できていなかった。
俺が一番笑ったのは、「才能じゃなくて仕様の問題だった」と知ったこと
福岡校で勉強を進めるうちに、俺は一つ気づいた。
「あれ? もしかして俺、頭が悪いんじゃなくて、進め方が悪かっただけでは?」
もちろん、最初から全部うまくいったわけではない。
英単語は逃げる。
数学はミスる。
国語は相変わらず「日本語のくせに何言ってるかわからん」が起きる。
でも、少しずつ変わった。
単語を回す頻度が上がる。
数学の解き直しをする。
国語の古文単語や文法をちゃんと詰める。
学校課題も優先順位をつけて進める。
するとどうなったか。
普通に前よりできる。
そりゃそうなのである。
今書いていても思う。
そりゃそうだ。
だが当時はこの
「ちゃんとやれば、ちゃんと伸びる」
が衝撃だった。
もっとこう、受験って
天才と猛者だけの世界かと思っていた。
でも実際は違った。
もちろん上には上がいる。
だが少なくとも、
多くの受験生にとって最初に必要なのは
天才性ではなく、
“やるべきことを、やるべき順番で、継続すること”
だった。
なんというか、地味である。
地味すぎて、異世界ものの主人公なら一話で読者が離れそうなレベルだ。
「最強スキルを授かる」とかではなく、
「英単語を毎日やる」
だからである。
地味。
しかし受験世界では、これが強い。
今だから白状する。中間テスト前、普通に焦っていた
以前も少し書いたが、
高校最初の中間テスト前、
俺は内心かなり焦っていた。
表面上は平静を装っていた。
「まあ最初やし」
「なんとかなるやろ」
「まだ範囲そこまで広くないし」
とか言っていた。
だが心の中では思っていた。
「いや、待て。普通にヤバくないか?」
学校の授業スピードは思ったより速い。
課題は多い。
しかも高校の勉強は、中学のノリで行くと普通に痛い目を見る。
そこで福岡校で、
何を先にやるか、
どこを固めるか、
どう回すかを整理してもらいながら進めた。
これが大きかった。
受験生や高校生って、
やる気がないから伸びないこともあるけれど、
それ以上に多いのが
「何をどうやればいいかわからず、努力が散る」
である。
当時の俺はまさにそれだった。
頑張ろうとは思う。
でも何からやる?
どこまでやる?
今日は何を優先する?
学校の課題と受験勉強をどう両立する?
このへんが曖昧だと、
人は頑張っているのにあまり前に進まない。
そして進まないと、
やる気が落ちる。
自己肯定感も落ちる。
またスマホを見る。
見事な負のコンボである。
だからこそ、
福岡校みたいに
学習の順番や進め方を整理できる場所は強い。
当時の俺に必要だったのは、
気合いの追加ではなく、
攻略ルートの可視化だったのだ。
もしあのまま“そのうち本気出す”を続けていたら
今でもたまに思う。
もしあのとき、
「まだ高1だし」
「春は休んでもいいし」
「本気出すのはもっと先でいいし」
を続けていたらどうなっていたか。
たぶん、普通にまずかった。
高1で崩れた基礎を、高2で取り返そうとして焦る。
高2で焦りながらも、部活や学校に流される。
高3で一気にやろうとして、基礎不足のまま夏を迎える。
そして秋ごろに、
「え、これ間に合うの……?」
となる。
受験世界で一番怖いのは、
突然の大失敗ではない。
じわじわ詰むことである。
毎日はそこまで危機感がない。
でも気づいたら、周りと差がついている。
しかもこの差、派手には見えない。
だから怖い。
春に少しやったやつ。
高1で積んだやつ。
高2で崩れなかったやつ。
そういう人たちが、
高3になったときにじわじわ強い。
当時の俺はそれを知らなかった。
いや、知らなかったというより、
認めたくなかった。
だが、現実はそうだった。
そしてその現実を、
福岡校で少しずつ受け入れていったから、
今の自分がある。
九大医学部医学科に受かった今だからこそ言えること
ここまで読むと、
「結局、もともと意識高かったんでしょ?」
と思う人もいるかもしれない。
違う。
本当に違う。
俺は普通にダラけたし、
普通に失敗したし、
普通に後回しにしたし、
普通に“そのうち本気出す”を唱えていた。
ただ、一つだけ違ったのは、
どこかでその呪文をやめたことだ。
そして、
自分一人の感覚でふわっと頑張るのではなく、
ちゃんとやるべきことを整理して、
積み上げ始めたことだ。
受験って、
派手な逆転劇に見えても、
中身はだいたい地味である。
単語をやる。
解き直す。
国語から逃げない。
優先順位を決める。
継続する。
書いていて思う。
地味すぎる。
ブログ映えはあまりしない。
だが、受かる人はだいたい、
この地味なことを地味に積んでいる。
結局そこなのだ。
というわけで、過去の俺に言いたい
春休みにベッドの上でスマホを見ながら
「まだ本気出さなくていいし」
とか言っていた過去の俺へ。
お前、そのままだと普通に危ないぞ。
あと、
単語帳を開いて3分で寝るのは
勉強ではない。
それはもう、
単語帳を抱いて昼寝している人
である。
数学の解説を見て
「なるほど、完全に理解した」
と思うのも危ない。
お前の“完全に理解した”は、
だいたい次の日には蒸発している。
そして国語を
「日本語だからなんとかなるやろ」
と思っているのもやめろ。
その慢心、
あとでかなり刺さる。
でもまあ、
そんなお前でも、
ちゃんと環境を変えて、
やることを整理して、
積み上げ始めれば、
未来はかなり変わる。
実際、変わった。
今の俺がその証拠である。
最後に
九州大学医学部医学科に合格した今だからこそ、はっきり言える。
受験で一番怖いのは、
今の時点でできていないことではない。
“まだ大丈夫”と言いながら、何も変えないこと
である。
逆に言えば、
「ちょっとやばいかも」と思ったその時点で、
環境を変え、
順番を整え、
積み始めれば、
人は本当に変わる。
Studyroom Polestar福岡校は、
そういう
“ふわっと頑張る”を“具体的に進める”に変える場所
だと思う。
何から始めればいいかわからない。
学校の課題と受験勉強の両立が不安。
英語・数学・国語の優先順位を整理したい。
そんな人は、
福岡校で最初のレベル上げを始めてみてほしい。
“そのうちやる”は、
受験世界では状態異常です。
解除するなら、今です。




