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春休みをダラダラ過ごしていた俺、気づいたら受験世界に転生していた件

 春休みをダラダラ過ごしていた俺、気づいたら受験世界に転生していた件

 

~しかもチートなし。

頼れるのは福岡校と自分の努力だけでした~

 

「まだ春休みだし」

それが、俺の口ぐせだった。

「新学年始まってないし」
「部活もあるし」
「受験とか言っても、ガチるのは夏からでよくね?」
「ていうか、今やってるやつ、意識高すぎん?」

そんなことを言いながら、俺はベッドに寝転がってスマホを見ていた。
動画。
SNS

ゲーム。
たまに勉強しなきゃなと思って単語帳を開くが、3分後には寝ていた。

うん。完璧な春休みである。

そう思っていた。

あの日までは......

 

 

 

目が覚めると、見知らぬ空間にいた。

……どこだ、ここ」

周囲を見渡す。

机。
椅子。
教材。
黒板。
異様に静かな空気。
そして壁に貼られた紙には、こう書かれていた。

 

【ようこそ、受験世界へ】

 

「嫌すぎる異世界転生きたーーーっ!!!」

俺は思わず叫んだ。

普通こういうのってあるだろ。
剣と魔法。
エルフ。
ドラゴン。
かわいいヒロイン。


最初から最強のスキル。

なのに何だここは。

英単語帳。
青い数学の問題集。
古文単語。
化学基礎チェックテスト。

地獄か?

 

すると突然、天から声がした。

「目覚めましたね、春を無駄にした高校生よ」

「誰だ!?

「私は受験世界の案内人。この世界では、春を制する者が夏を制し、夏を制する者が受験を制する」

「いや、言ってることはわかるけど、もっとこう……転生感のある設定なかった!?

「ありません」

「即答!」

「なお、お前にはチートスキルは与えられていない」

「は?」

「レベル1、語彙力低め、計算ミス多め、国語をなめている理系気質、継続力やや不安」

「ステータス開示やめろ!」

「ちなみに春休みをまだ本気出さなくていい期間だと思っていたため、初期装備はかなり弱い」

「きつい! 現実味がきつい!」

 

 

俺はとりあえず現状確認をした。

どうやらこの世界には、いくつかの主要ダンジョンが存在するらしい。

まずは英語の森
入った瞬間、単語がわからず方向感覚を失う。
長文という名の迷路が延々続き、気づけば設問の意味すらわからなくなる恐怖のエリアだ。

次に数学の塔
途中までは登れる。
だが「わかった気がする」で進むと、模試で足を滑らせて即落下する。

さらに国語の沼
「日本語だからいけるやろ」と軽い気持ちで入った者から沈む。
現代文、古文、漢文の三重トラップが待ち受ける凶悪エリア。

そしてラスボス――

共通テスト魔王城

「うわあ……

俺はその説明を聞いただけで膝をついた。

「ちなみに理系勇者に多い敗因は、数学と理科で殴ればなんとかなると思い込み、国語に後ろから刺されることです」

「あるあるを致命傷みたいに言うな!」

「実際、致命傷です」

「うっ……

 

 

「では、お前に選択肢を与えよう」

案内人の声が響く。

「このまま何もせず、
『まあまだ4月だし』
『部活引退してから本気出すし』
『夏休みから無双するし』
と言いながら、じわじわ追い詰められるルート」

「嫌な未来しか見えない」

「それとも、今この瞬間から拠点を決め、基礎レベル上げを始めるルート」

「拠点?」

その瞬間、扉が開いた。

まばゆい光。
整った学習空間。
集中して勉強している者たち。
そして、圧倒的にやる空気

 

そこに掲げられていた名前は――


Studyroom Polestar 福岡校

 「ここが……拠点……!」

「そうだ。ここは受験世界における初期村に見えて、終盤まで通用する育成施設

「言い方がRPGすぎる」

「しかも個別に鍛えられる。自分の弱点に合わせてスキルツリーを伸ばせる」

「急に強そう」

「英語・数学・国語を中心に、
何からやればいいかわからない
次にやることが明確に変える場所だ」

俺は思わず中を見た。

いた。
すでにレベル上げを始めている者たちが。

単語を回している者。
数学の演習を繰り返している者。
古文の文法を詰めている者。
みんな静かだ。
だが明らかに、ただならぬオーラを放っている。

「なんだあの人たち……

「春から始めた者たちです」

「つよそう」

「強いです」

「やっぱり!?

俺は震えた。

この世界では、どうやら努力しているやつが本当に強くなるらしい。
おかしい。
異世界ものなら、怠けていた主人公が偶然伝説の剣を抜いて無双する流れでは?

「ありません」

「まだ何も言ってないのに会話すんな!」

「この世界では昨日まで勉強してませんでしたが、今日から急に偏差値20上がりましたは基本起きません」

「夢がない!」

「その代わり、春からちゃんと始めたら、夏に大きく伸びましたは普通に起きます」

「それは……だいぶ希望あるな」

「しかも福岡校では、ただ長時間やればいいわけではなく、
今の学力、志望校、苦手分野に合わせて、
何をどう進めるかを整理して進められる」

「それ大事なやつ!」

「そうです。受験世界では、根性だけの勇者は途中でMP切れを起こします」

「勉強にもMPあるもんな……

「だからこそ、正しい順番と、正しい進め方と、継続できる環境が必要なのです」

俺は思った。

この案内人、たぶん正しい。
というか、かなり正しい。

悔しいが正しい。

「だが、俺みたいなやつでも間に合うのか?」

俺は聞いた。

すると案内人は静かに答えた。

「間に合うかどうかは、今始めるかどうかでかなり変わります」

「うっ」

「春は、まだ巻き返せる時期です。
ここで始めれば、基礎を固め、夏以降の伸びを作れます。
逆に春を流すと、基礎がないまま夏に焦るという最悪ルートに入りやすい」

「そのルート、聞いただけで胃が痛い」

「なお、毎年そこに入る者は多い」

「聞きたくなかった現実ランキング第1位!」

「でも大丈夫です」

案内人は少しだけ優しい声になった。

「最初から完璧な人なんていません。
やばいかもと思ったその日から始めた人が、最後にかなり強くなることは本当にあります」

その言葉を聞いて、俺は少し黙った。

そうだ。
今まで俺は、できるやつは最初からできると思っていた。

でも違うのかもしれない。

できるようになるやつは、
できない時期に逃げずに積んでいたやつなのかもしれない。

……くそ。
なんか、普通にいい話になってきた。

 

その日から、俺は福岡校でレベル上げを始めた。

最初はつらかった。

英単語、覚えても覚えても逃げる。
数学、解けたと思ったら類題で沈む。
国語、顔は知ってる日本語なのに中身がわからない。

「敵強すぎだろ……

「まだ序盤です」

「序盤でこれ!?

「でも安心してください。
ちゃんと積めば、昨日の自分より確実に強くなれます」

本当に、その通りだった。

単語テストの正答率が少し上がる。
数学の解法が一つ、自力で出せるようになる。
古文単語がわかると、文章が記号から言葉になる。

派手じゃない。
でも確かに、前より進める。

「これが……レベルアップ……!」

「そうです。受験世界のレベルアップは、だいたい地味です」

「もっとこう、ピカーン! とかないの!?

「ありません。代わりに模試の判定や手応えでじわじわ効いてきます」

「地味だけど超大事なやつ!」

 

 

数週間後。

 

俺はもう言わなくなっていた。

「まだ春休みだし」
「そのうち本気出すし」
「夏からでいいし」

代わりに口にするようになったのは、

「今日、何をやるか」
「次に何を強化するか」
「この弱点をいつまでに潰すか」

だった。

そのとき、案内人がまた言った。

「お前は気づいたようだな」

「何に?」

「受験世界において最強のスキルは、今すぐ始めることだと」

俺はゆっくりうなずいた。

 

チートはない。
裏技もない。
突然の覚醒も、たぶんない。

 

でも。

正しい場所で、
正しい順番で、
ちゃんと積み上げれば、
人は想像以上に変われる。

春から始めた者は、強い。

 

これは煽りじゃない。


受験世界の、ただの事実だ。

 

気づいたら受験世界に転生していた。


しかもチートなし。


だけど拠点が福岡校だったので、なんとか戦えそうです。

春は、まだ間に合います。
むしろ、ここから始める人が一番伸びる時期です。

 

Studyroom Polestar福岡校では、
一人ひとりの状況に合わせて
「何をどう進めるか」を明確にしながら学習を進めていきます

 

そのうちやるは、受験世界では状態異常です。
解除するなら、今です。

 

この春、
福岡校で最初のレベル上げを始めませんか。